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情報
ミソフォニアとは
ミソフォニア(音嫌悪症)とは、特定の音に対して逃避願望や攻撃的衝動の伴う激しい怒り、 嫌悪感などの否定的反応を生じてしまう障害です。DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)やICD(国際疾病分類)などには記載されておらず、標準的な診断基準はありません。
原因は精神的というよりも神経学的と言われています。ミソフォニアの症状を抱える人にとって、その音は決して容易に我慢できるようなものではありません。トリガー音を聞くことは本人にとってとても辛いことであり、何度もその音が繰り返されればその場から逃げ出したくなる程です。
トリガー音は人から発せられる音である場合が多く、日常生活に重大な困難が生じる場合があります。
また、ミソフォニアの症状を抱える人は音だけではなく、特定の「視覚的刺激」に対しても同じような症状がある場合があります。特定の視覚的刺激に対する症状はミソキネシアと呼ばれています。苦手とする視覚的刺激は、苦手な音と関連していることがあります。
トリガー音やその組み合わせは人それぞれ異なります。
以下の音は例であり、ミソフォニアの症状を制限するものではありません。
咀嚼音、鼻すすり、咳払い、咳、くしゃみ、呼吸音、唇を鳴らす、唇を舐める音、舌打ち、唾を吐く音、口笛、鼻歌、歌い、歯磨きの音、歯が当たる音、吸う音、いびき、あくび、ため息、しゃっくり、げっぷ、おなら、麺やスープをすする音、飲む時のゴクゴク音、飲み込む音、ガムを噛む音、飴を舐める音、かみ砕く音、爪を噛む音、爪を切る音、足音、鼻をかむ音、赤ちゃんの泣き声、子どもの声、喋り声、こそこそ話、ささやき声、独り言、笑い声、騒ぎ声、大声、叫び声、唸り声、タイピング音、マウスのクリック音、時計の秒針音、食器の当たる音、ペンがカチカチする音、文字を書く時の音、机をたたく音、紙から出る音、バタンとドアが閉まる音
聴覚過敏との違い
聴覚過敏とミソフォニアはしばしば混同されます。
なぜなら、どちらも音の許容度の低下を示す言葉だからです。ですが、聴覚過敏とミソフォニアは完全に異なる状態です。
聴覚過敏の症状は一般的に、以下のように表現されることが多いです。
・頭の中で音が反響する
・耳をつんざくように音が響く
・脳が震えるように音が響く
・音が耳につき刺さる
・音が過度に大きく聞こえる
・耳や頭に痛みを伴うことがある
・音に酔いめまいを伴うことがある
・苦手な音のみならず全ての音が混ざって大きく聞こえることがあるため、会話が聞き取れないことがある。
それに対してミソフォニアは、特定の音に対して逃避願望や攻撃的衝動の伴う激しい否定的な反応(激しい怒りや嫌悪感など)を示す障害です。そのため、上記のように表現される特徴を持つ聴覚過敏とは異なります。
対処法
防音の方法
・耳栓
モルデックスの耳栓やマックスピローというシリコン耳栓などがミソフォニアの当事者の間で人気です。
・ノイズキャンセリング付イヤホン・ヘッドホン
AirPodsProやSONYの製品は特に人気です。ホワイトノイズやピンクノイズを流すことでより高い遮音性を期待できます。
・骨伝導イヤホン
耳を塞がないタイプのイヤホンなので会話に支障が出ないというメリットがあります。遮音性を高めたいときには耳栓をつけることもできます。
・イヤーマフ
・ホワイトノイズマシン
・テレビをつける
音を聞いた時の対処法
・その場から離れる
・深呼吸をする
・他の環境音(空調や換気扇の音など)を意識して聞いてみる
・怒りの度合いを数字にする
・一人になれる場所や時間を増やす
・リラックスできる音楽などを準備しておく
・周囲の人に相談する
周囲の人に相談することで配慮につながることもあります。
次の項目では配慮の例を紹介しています。
配慮の例
家族や学校の先生、職場の上司などの周囲の人にミソフォニアの症状について相談したことで、実際に配慮につながった例を紹介します。
配慮を受けるにあたって、診断書の提出が求められる場合があります。
診断書を入手したい場合は心療内科や精神科に行くのが望ましいですが、
医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いため、ミソフォニアの名前で診断書を入手することは難易度が高いと思われます。
ただ、配慮が必要だということを診断書の中で医師に証明してもらえれば良いので、
ミソフォニアの名前で診断書を書いてもらえない場合でも、医師に相談してミソフォニア以外の名前で書いてもらって診断書を入手してください。
ミソフォニアについて伝えるときに、リーフレットと一緒に伝えると理解されやすくなるかもしれません。
リーフレットを印刷する

ご家族や周囲の方へ
こちらのページでは、配慮の例をご紹介しています。ミソフォニア症状への配慮にあたって、ミソフォニアの症状を抱えている本人と必要な配慮について話し合うことが大切です。
トリガー音や症状の程度などは個人差があるので、まずはどのような音に悩んでいて、どのようなことに苦労しているのかを聞いてあげて、
そのあとに本人はどのような配慮を求めているのか聞いてあげてください。本人からは言い出しにくい場合もあるので、必要な配慮について提案もしてあげてください。
当協会のLINE相談窓口がありますので、お気軽にご相談ください。
https://misophonia.support/soudan.html
家庭での配慮例
・食事中にテレビの音量を大きくしてもらう
・食事のタイミングをずらしたり別室で食べたり出来るようにしてもらう
・食事中などに耳栓やイヤホンなどをつけられるようにしてもらう
・トリガー音が聞こえる場合はドアを閉めてもらう
学校での配慮例
・授業中の耳栓などの着用許可をもらう
・試験中の耳栓などの着用許可をもらう
・別室で試験を受けられるようにしてもらう
・辛くなった時のサインを決めておき、授業中にそのサインをしたら落ち着ける環境に行けるようにしてもらう
・貧乏ゆすりなどの視覚刺激が苦手な場合は席を最前列にしてもらう
受験での配慮例
①受験上の配慮について
②診断書の入手について
③高校入試の配慮
④大学入試の配慮
⑤その他試験の配慮
①受験上の配慮について
高校入試や大学入試、語学試験、国家試験などの各試験では受験上の配慮を得られる可能性があります。
ミソフォニアの症状への配慮の例
・少人数での別室受験
・個室受験
・耳栓やイヤーマフの着用許可
試験当日は別室受験の場合でも試験監督は同室することが考えられるので、
試験直前などに試験監督にもトリガー音などを伝えておくことも大切です。
受験上の配慮を得るためには、事前に配慮申請が必要な場合がほとんどです。
配慮申請期間は各試験ごとに出願期間や申し込み期間とは別に設けられている場合が多いので
注意が必要です。配慮申請期間や必要書類、当日までの流れは試験ごとに異なるので、
受験先のホームページや電話などで余裕をもって確認・相談しておく必要があります。
②診断書の入手について
各試験ごとに診断書の雛型や有効期限などが指定されている場合があるので、
まずは受験先のホームページなどで診断書などの必要書類について確認します。
診断書の受け取りまでは2週間以上かかる場合もあるので、病院には余裕をもって行く必要があります。
ミソフォニアの症状で診てもらう場合は心療内科や精神科に行くのが望ましいですが、
医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いため、ミソフォニアの名前で診断書を入手することは
難易度が高いと思われます。
ただ、受験上の配慮が必要だということを診断書の中で医師に証明してもらえれば良いので、
ミソフォニアの名前で診断書を書いてもらえない場合は、
医師に相談してミソフォニア以外の名前で診断書を書いてもらうことになります。
③高校入試の配慮
公立高校の場合は、各都道府県の公立高等学校入学者選抜実施要項に受験上の配慮について記載があると思われます。
高校入試の配慮申請をしたい場合は、基本的には学校の先生に相談して、配慮申請の準備を一緒に進めると良いと思います。
④大学入試の配慮
大学入学共通テスト
大学入試センターが大学入学共通テストの「受験上の配慮案内」を毎年度発行しているので、配慮申請の詳細については大学入試センターのホームページから確認してください。
基本的に共通テストの配慮申請は、①受験上の配慮申請書、②大学入試センター所定の様式の診断書、別室受験を希望する場合は③状況報告書が必要になります。
各書類の様式は大学入試センターのホームページからダウンロード可能です。
例年、共通テストの受験上の配慮申請は出願前申請と出願時申請があり、出願前申請ではおおよそ8月中に申請した場合は「受験上の配慮事項審査結果通知書」
を9月中に受け取ることができます。それ以降に申請した場合でも11月下旬までに受け取ることができます。ただ、審査結果通知書は私立大学などに配慮申請する際に任意でコピーの提出を求められる場合がありますので、
なるべく余裕をもって8月中に出願前申請をすることが望ましいです。
大学入試センターホームページ「大学入学共通テスト」
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/
私立大学・国公立大学
私立大学や国公立大学の個別試験に配慮申請する場合は、基本的に大学ごとに診断書のコピーや大学指定の申請書などの提出が必要になるので、
入手した診断書は必ず多めにコピーしておいてください。受験上の配慮申請は大学ごとに申請期限や必要書類などが異なるので、必ず余裕をもって各大学のホームページなどを確認してください。
⑤その他試験の配慮
高校入試や大学入試以外にも、語学試験、国家試験など様々な試験で受験上の配慮を得られる可能性がありますので、各試験のホームページや電話などで確認してみてください。
語学試験
TOEICではプライオリティサポートという制度があり、配慮が必要な受験生の希望に沿った受験環境を可能な範囲で用意してもらえます。英検やIELTSなども受験上の配慮について各ホームページ上で確認できます。
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「プライオリティサポートについて」
https://www.iibc-global.org/toeic/priority_support.html
職場での配慮例
・席の配置を変えてもらう
・耳栓などの着用許可をもらう
・キーボードがトリガー音の場合はキーボードカバーをつけてもらう
・部署を移動させてもらう
・リモートワークにさせてもらう
・上司から一人一人に理解を促してもらう
治療について
ミソフォニアの治療法は確立されていません。そのため、もし治療を目指す場合は医師と相談の上で試行錯誤して最適な選択をする必要があります。
ミソフォニア症状で医療機関に診てもらう場合は心療内科や精神科に行くことが望ましいですが、医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いというのが現状です。
ミソフォニア症状の改善に向けた可能性を少しでも増やせるように、当協会は医療機関の紹介活動に取り組んでいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://misophonia.support/iryoukikan.html
その他
リーフレット
ミソフォニアのリーフレットです。
自由にご活用ください。
リーフレットを印刷する

オープンチャット
ミソフォニアのオープンチャットです。
自由にご参加ください。
ミソフォニア(全体)
ミソフォニア相談・情報交換ch
ミソフォニア愚痴・本音ch
関連ホームページ
Misophonia International
Dr.BroutとShaylynn.Hが運営するミソフォニアの総合情報サイトです。専門的なことから日常的なことまで幅広く取り上げられています。
Misophonia Online
2007年に立ち上げられたサイトです。ミソフォニアの基本的な情報がまとめられています。
Misophonia Association
オレゴン州で設立された非営利団体です。
Misophonia Institute
ミソフォニアの研究や治療法について詳細にまとめられています。
Noises
Dr.Broutがミソフォニアについて書いています。
IMRN International Misophonia Research
Dr.Broutによって設立された国際的なミソフォニア研究ネットワークのホームページです。
CMER The Center for Misophonia and Emotion Regulation
デューク大学のミソフォニア研究チームのホームページです。
情報
ミソフォニアとは
ミソフォニア(音嫌悪症)とは、特定の音に対して逃避願望や攻撃的衝動の伴う激しい怒り、 嫌悪感などの否定的反応を生じてしまう障害です。DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)やICD(国際疾病分類)などには記載されておらず、標準的な診断基準はありません。
原因は精神的というよりも神経学的と言われています。ミソフォニアの症状を抱える人にとって、その音は決して容易に我慢できるようなものではありません。トリガー音を聞くことは本人にとってとても辛いことであり、何度もその音が繰り返されればその場から逃げ出したくなる程です。
トリガー音は人から発せられる音である場合が多く、日常生活に重大な困難が生じる場合があります。
また、ミソフォニアの症状を抱える人は音だけではなく、特定の「視覚的刺激」に対しても同じような症状がある場合があります。特定の視覚的刺激に対する症状はミソキネシアと呼ばれています。苦手とする視覚的刺激は、苦手な音と関連していることがあります。
トリガー音やその組み合わせは人それぞれ異なります。
以下の音は例であり、ミソフォニアの症状を制限するものではありません。
咀嚼音、鼻すすり、咳払い、咳、くしゃみ、呼吸音、唇を鳴らす、唇を舐める音、舌打ち、唾を吐く音、口笛、鼻歌、歌い、歯磨きの音、歯が当たる音、吸う音、いびき、あくび、ため息、しゃっくり、げっぷ、おなら、麺やスープをすする音、飲む時のゴクゴク音、飲み込む音、ガムを噛む音、飴を舐める音、かみ砕く音、爪を噛む音、爪を切る音、足音、鼻をかむ音、赤ちゃんの泣き声、子どもの声、喋り声、こそこそ話、ささやき声、独り言、笑い声、騒ぎ声、大声、叫び声、唸り声、タイピング音、マウスのクリック音、時計の秒針音、食器の当たる音、ペンがカチカチする音、文字を書く時の音、机をたたく音、紙から出る音、バタンとドアが閉まる音
聴覚過敏との違い
聴覚過敏とミソフォニアはしばしば混同されます。
なぜなら、どちらも音の許容度の低下を示す言葉だからです。ですが、聴覚過敏とミソフォニアは完全に異なる状態です。
聴覚過敏の症状は一般的に、以下のように表現されることが多いです。
・頭の中で音が反響する
・耳をつんざくように音が響く
・脳が震えるように音が響く
・音が耳につき刺さる
・音が過度に大きく聞こえる
・耳や頭に痛みを伴うことがある
・音に酔いめまいを伴うことがある
・苦手な音のみならず全ての音が混ざって大きく聞こえることがあるため、会話が聞き取れないことがある。
それに対してミソフォニアは、特定の音に対して逃避願望や攻撃的衝動の伴う激しい否定的な反応(激しい怒りや嫌悪感など)を示す障害です。そのため、上記のように表現される特徴を持つ聴覚過敏とは異なります。
ミソフォニア(音嫌悪症)とは、特定の音に対して逃避願望や攻撃的衝動の伴う激しい怒り、 嫌悪感などの否定的反応を生じてしまう障害です。DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)やICD(国際疾病分類)などには記載されておらず、標準的な診断基準はありません。 トリガー音やその組み合わせは人それぞれ異なります。 聴覚過敏とミソフォニアはしばしば混同されます。
原因は精神的というよりも神経学的と言われています。ミソフォニアの症状を抱える人にとって、その音は決して容易に我慢できるようなものではありません。トリガー音を聞くことは本人にとってとても辛いことであり、何度もその音が繰り返されればその場から逃げ出したくなる程です。
トリガー音は人から発せられる音である場合が多く、日常生活に重大な困難が生じる場合があります。
また、ミソフォニアの症状を抱える人は音だけではなく、特定の「視覚的刺激」に対しても同じような症状がある場合があります。特定の視覚的刺激に対する症状はミソキネシアと呼ばれています。苦手とする視覚的刺激は、苦手な音と関連していることがあります。
以下の音は例であり、ミソフォニアの症状を制限するものではありません。
咀嚼音、鼻すすり、咳払い、咳、くしゃみ、呼吸音、唇を鳴らす、唇を舐める音、舌打ち、唾を吐く音、口笛、鼻歌、歌い、歯磨きの音、歯が当たる音、吸う音、いびき、あくび、ため息、しゃっくり、げっぷ、おなら、麺やスープをすする音、飲む時のゴクゴク音、飲み込む音、ガムを噛む音、飴を舐める音、かみ砕く音、爪を噛む音、爪を切る音、足音、鼻をかむ音、赤ちゃんの泣き声、子どもの声、喋り声、こそこそ話、ささやき声、独り言、笑い声、騒ぎ声、大声、叫び声、唸り声、タイピング音、マウスのクリック音、時計の秒針音、食器の当たる音、ペンがカチカチする音、文字を書く時の音、机をたたく音、紙から出る音、バタンとドアが閉まる音
聴覚過敏との違い
なぜなら、どちらも音の許容度の低下を示す言葉だからです。ですが、聴覚過敏とミソフォニアは完全に異なる状態です。
聴覚過敏の症状は一般的に、以下のように表現されることが多いです。
・頭の中で音が反響する
・耳をつんざくように音が響く
・脳が震えるように音が響く
・音が耳につき刺さる
・音が過度に大きく聞こえる
・耳や頭に痛みを伴うことがある
・音に酔いめまいを伴うことがある
・苦手な音のみならず全ての音が混ざって大きく聞こえることがあるため、会話が聞き取れないことがある。
それに対してミソフォニアは、特定の音に対して逃避願望や攻撃的衝動の伴う激しい否定的な反応(激しい怒りや嫌悪感など)を示す障害です。そのため、上記のように表現される特徴を持つ聴覚過敏とは異なります。
対処法
防音の方法
・耳栓
モルデックスの耳栓やマックスピローというシリコン耳栓などがミソフォニアの当事者の間で人気です。
・ノイズキャンセリング付イヤホン・ヘッドホン
AirPodsProやSONYの製品は特に人気です。ホワイトノイズやピンクノイズを流すことでより高い遮音性を期待できます。
・骨伝導イヤホン
耳を塞がないタイプのイヤホンなので会話に支障が出ないというメリットがあります。遮音性を高めたいときには耳栓をつけることもできます。
・イヤーマフ
・ホワイトノイズマシン
・テレビをつける
音を聞いた時の対処法
・その場から離れる
・深呼吸をする
・他の環境音(空調や換気扇の音など)を意識して聞いてみる
・怒りの度合いを数字にする
・一人になれる場所や時間を増やす
・リラックスできる音楽などを準備しておく
・周囲の人に相談する
周囲の人に相談することで配慮につながることもあります。
次の項目では配慮の例を紹介しています。
防音の方法
・耳栓
モルデックスの耳栓やマックスピローというシリコン耳栓などがミソフォニアの当事者の間で人気です。
・ノイズキャンセリング付イヤホン・ヘッドホン
AirPodsProやSONYの製品は特に人気です。ホワイトノイズやピンクノイズを流すことでより高い遮音性を期待できます。
・骨伝導イヤホン
耳を塞がないタイプのイヤホンなので会話に支障が出ないというメリットがあります。遮音性を高めたいときには耳栓をつけることもできます。
・イヤーマフ
・ホワイトノイズマシン
・テレビをつける
音を聞いた時の対処法
・その場から離れる
・深呼吸をする
・他の環境音(空調や換気扇の音など)を意識して聞いてみる
・怒りの度合いを数字にする
・一人になれる場所や時間を増やす
・リラックスできる音楽などを準備しておく
・周囲の人に相談する
周囲の人に相談することで配慮につながることもあります。
次の項目では配慮の例を紹介しています。

音を聞いた時の対処法
・その場から離れる
・深呼吸をする
・他の環境音(空調や換気扇の音など)を意識して聞いてみる
・怒りの度合いを数字にする
・一人になれる場所や時間を増やす
・リラックスできる音楽などを準備しておく
・周囲の人に相談する
周囲の人に相談することで配慮につながることもあります。
次の項目では配慮の例を紹介しています。
配慮の例
家族や学校の先生、職場の上司などの周囲の人にミソフォニアの症状について相談したことで、実際に配慮につながった例を紹介します。
配慮を受けるにあたって、診断書の提出が求められる場合があります。
診断書を入手したい場合は心療内科や精神科に行くのが望ましいですが、
医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いため、ミソフォニアの名前で診断書を入手することは難易度が高いと思われます。
ただ、配慮が必要だということを診断書の中で医師に証明してもらえれば良いので、
ミソフォニアの名前で診断書を書いてもらえない場合でも、医師に相談してミソフォニア以外の名前で書いてもらって診断書を入手してください。
ミソフォニアについて伝えるときに、リーフレットと一緒に伝えると理解されやすくなるかもしれません。
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ご家族や周囲の方へ
こちらのページでは、配慮の例をご紹介しています。ミソフォニア症状への配慮にあたって、ミソフォニアの症状を抱えている本人と必要な配慮について話し合うことが大切です。
トリガー音や症状の程度などは個人差があるので、まずはどのような音に悩んでいて、どのようなことに苦労しているのかを聞いてあげて、
そのあとに本人はどのような配慮を求めているのか聞いてあげてください。本人からは言い出しにくい場合もあるので、必要な配慮について提案もしてあげてください。
当協会のLINE相談窓口がありますので、お気軽にご相談ください。
https://misophonia.support/soudan.html
家庭での配慮例
・食事中にテレビの音量を大きくしてもらう
・食事のタイミングをずらしたり別室で食べたり出来るようにしてもらう
・食事中などに耳栓やイヤホンなどをつけられるようにしてもらう
・トリガー音が聞こえる場合はドアを閉めてもらう
学校での配慮例
・授業中の耳栓などの着用許可をもらう
・試験中の耳栓などの着用許可をもらう
・別室で試験を受けられるようにしてもらう
・辛くなった時のサインを決めておき、授業中にそのサインをしたら落ち着ける環境に行けるようにしてもらう
・貧乏ゆすりなどの視覚刺激が苦手な場合は席を最前列にしてもらう
受験での配慮例
①受験上の配慮について
②診断書の入手について
③高校入試の配慮
④大学入試の配慮
⑤その他試験の配慮
①受験上の配慮について
高校入試や大学入試、語学試験、国家試験などの各試験では受験上の配慮を得られる可能性があります。
ミソフォニアの症状への配慮の例
・少人数での別室受験
・個室受験
・耳栓やイヤーマフの着用許可
試験当日は別室受験の場合でも試験監督は同室することが考えられるので、
試験直前などに試験監督にもトリガー音などを伝えておくことも大切です。
受験上の配慮を得るためには、事前に配慮申請が必要な場合がほとんどです。
配慮申請期間は各試験ごとに出願期間や申し込み期間とは別に設けられている場合が多いので
注意が必要です。配慮申請期間や必要書類、当日までの流れは試験ごとに異なるので、
受験先のホームページや電話などで余裕をもって確認・相談しておく必要があります。
②診断書の入手について
各試験ごとに診断書の雛型や有効期限などが指定されている場合があるので、
まずは受験先のホームページなどで診断書などの必要書類について確認します。
診断書の受け取りまでは2週間以上かかる場合もあるので、病院には余裕をもって行く必要があります。
ミソフォニアの症状で診てもらう場合は心療内科や精神科に行くのが望ましいですが、
医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いため、ミソフォニアの名前で診断書を入手することは
難易度が高いと思われます。
ただ、受験上の配慮が必要だということを診断書の中で医師に証明してもらえれば良いので、
ミソフォニアの名前で診断書を書いてもらえない場合は、
医師に相談してミソフォニア以外の名前で診断書を書いてもらうことになります。
③高校入試の配慮
公立高校の場合は、各都道府県の公立高等学校入学者選抜実施要項に受験上の配慮について記載があると思われます。
高校入試の配慮申請をしたい場合は、基本的には学校の先生に相談して、配慮申請の準備を一緒に進めると良いと思います。
④大学入試の配慮
大学入学共通テスト
大学入試センターが大学入学共通テストの「受験上の配慮案内」を毎年度発行しているので、配慮申請の詳細については大学入試センターのホームページから確認してください。
基本的に共通テストの配慮申請は、①受験上の配慮申請書、②大学入試センター所定の様式の診断書、別室受験を希望する場合は③状況報告書が必要になります。
各書類の様式は大学入試センターのホームページからダウンロード可能です。
例年、共通テストの受験上の配慮申請は出願前申請と出願時申請があり、出願前申請ではおおよそ8月中に申請した場合は「受験上の配慮事項審査結果通知書」
を9月中に受け取ることができます。それ以降に申請した場合でも11月下旬までに受け取ることができます。ただ、審査結果通知書は私立大学などに配慮申請する際に任意でコピーの提出を求められる場合がありますので、
なるべく余裕をもって8月中に出願前申請をすることが望ましいです。
大学入試センターホームページ「大学入学共通テスト」
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/
私立大学・国公立大学
私立大学や国公立大学の個別試験に配慮申請する場合は、基本的に大学ごとに診断書のコピーや大学指定の申請書などの提出が必要になるので、
入手した診断書は必ず多めにコピーしておいてください。受験上の配慮申請は大学ごとに申請期限や必要書類などが異なるので、必ず余裕をもって各大学のホームページなどを確認してください。
⑤その他試験の配慮
高校入試や大学入試以外にも、語学試験、国家試験など様々な試験で受験上の配慮を得られる可能性がありますので、各試験のホームページや電話などで確認してみてください。
語学試験
TOEICではプライオリティサポートという制度があり、配慮が必要な受験生の希望に沿った受験環境を可能な範囲で用意してもらえます。英検やIELTSなども受験上の配慮について各ホームページ上で確認できます。
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「プライオリティサポートについて」
https://www.iibc-global.org/toeic/priority_support.html
職場での配慮例
・席の配置を変えてもらう
・耳栓などの着用許可をもらう
・キーボードがトリガー音の場合はキーボードカバーをつけてもらう
・部署を移動させてもらう
・リモートワークにさせてもらう
・上司から一人一人に理解を促してもらう
治療について
ミソフォニアの治療法は確立されていません。そのため、もし治療を目指す場合は医師と相談の上で試行錯誤して最適な選択をする必要があります。
ミソフォニア症状で医療機関に診てもらう場合は心療内科や精神科に行くことが望ましいですが、医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いというのが現状です。
ミソフォニア症状の改善に向けた可能性を少しでも増やせるように、当協会は医療機関の紹介活動に取り組んでいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://misophonia.support/iryoukikan.html
その他
リーフレット
ミソフォニアのリーフレットです。
自由にご活用ください。
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オープンチャット
ミソフォニアのオープンチャットです。
自由にご参加ください。
ミソフォニア(全体)
ミソフォニア相談・情報交換ch
ミソフォニア愚痴・本音ch
関連ホームページ
Misophonia International
Dr.BroutとShaylynn.Hが運営するミソフォニアの総合情報サイトです。専門的なことから日常的なことまで幅広く取り上げられています。
Misophonia Online
2007年に立ち上げられたサイトです。ミソフォニアの基本的な情報がまとめられています。
Misophonia Association
オレゴン州で設立された非営利団体です。
Misophonia Institute
ミソフォニアの研究や治療法について詳細にまとめられています。
Noises
Dr.Broutがミソフォニアについて書いています。
IMRN International Misophonia Research
Dr.Broutによって設立された国際的なミソフォニア研究ネットワークのホームページです。
CMER The Center for Misophonia and Emotion Regulation
デューク大学のミソフォニア研究チームのホームページです。
家族や学校の先生、職場の上司などの周囲の人にミソフォニアの症状について相談したことで、実際に配慮につながった例を紹介します。
配慮を受けるにあたって、診断書の提出が求められる場合があります。
診断書を入手したい場合は心療内科や精神科に行くのが望ましいですが、
医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いため、ミソフォニアの名前で診断書を入手することは難易度が高いと思われます。
ただ、配慮が必要だということを診断書の中で医師に証明してもらえれば良いので、
ミソフォニアの名前で診断書を書いてもらえない場合でも、医師に相談してミソフォニア以外の名前で書いてもらって診断書を入手してください。
ミソフォニアについて伝えるときに、リーフレットと一緒に伝えると理解されやすくなるかもしれません。
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ご家族や周囲の方へ
こちらのページでは、配慮の例をご紹介しています。ミソフォニア症状への配慮にあたって、ミソフォニアの症状を抱えている本人と必要な配慮について話し合うことが大切です。
トリガー音や症状の程度などは個人差があるので、まずはどのような音に悩んでいて、どのようなことに苦労しているのかを聞いてあげて、
そのあとに本人はどのような配慮を求めているのか聞いてあげてください。本人からは言い出しにくい場合もあるので、必要な配慮について提案もしてあげてください。
当協会のLINE相談窓口がありますので、お気軽にご相談ください。
https://misophonia.support/soudan.html
家庭での配慮例
・食事中にテレビの音量を大きくしてもらう
・食事のタイミングをずらしたり別室で食べたり出来るようにしてもらう
・食事中などに耳栓やイヤホンなどをつけられるようにしてもらう
・トリガー音が聞こえる場合はドアを閉めてもらう
学校での配慮例
・授業中の耳栓などの着用許可をもらう
・試験中の耳栓などの着用許可をもらう
・別室で試験を受けられるようにしてもらう
・辛くなった時のサインを決めておき、授業中にそのサインをしたら落ち着ける環境に行けるようにしてもらう
・貧乏ゆすりなどの視覚刺激が苦手な場合は席を最前列にしてもらう
受験での配慮例
①受験上の配慮について
②診断書の入手について
③高校入試の配慮
④大学入試の配慮
⑤その他試験の配慮
①受験上の配慮について
高校入試や大学入試、語学試験、国家試験などの各試験では受験上の配慮を得られる可能性があります。
ミソフォニアの症状への配慮の例
・少人数での別室受験
・個室受験
・耳栓やイヤーマフの着用許可
試験当日は別室受験の場合でも試験監督は同室することが考えられるので、
試験直前などに試験監督にもトリガー音などを伝えておくことも大切です。
受験上の配慮を得るためには、事前に配慮申請が必要な場合がほとんどです。
配慮申請期間は各試験ごとに出願期間や申し込み期間とは別に設けられている場合が多いので
注意が必要です。配慮申請期間や必要書類、当日までの流れは試験ごとに異なるので、
受験先のホームページや電話などで余裕をもって確認・相談しておく必要があります。
②診断書の入手について
各試験ごとに診断書の雛型や有効期限などが指定されている場合があるので、
まずは受験先のホームページなどで診断書などの必要書類について確認します。
診断書の受け取りまでは2週間以上かかる場合もあるので、病院には余裕をもって行く必要があります。
ミソフォニアの症状で診てもらう場合は心療内科や精神科に行くのが望ましいですが、
医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いため、ミソフォニアの名前で診断書を入手することは
難易度が高いと思われます。
ただ、受験上の配慮が必要だということを診断書の中で医師に証明してもらえれば良いので、
ミソフォニアの名前で診断書を書いてもらえない場合は、
医師に相談してミソフォニア以外の名前で診断書を書いてもらうことになります。
③高校入試の配慮
公立高校の場合は、各都道府県の公立高等学校入学者選抜実施要項に受験上の配慮について記載があると思われます。
高校入試の配慮申請をしたい場合は、基本的には学校の先生に相談して、配慮申請の準備を一緒に進めると良いと思います。
④大学入試の配慮
大学入学共通テスト
大学入試センターが大学入学共通テストの「受験上の配慮案内」を毎年度発行しているので、配慮申請の詳細については大学入試センターのホームページから確認してください。
基本的に共通テストの配慮申請は、①受験上の配慮申請書、②大学入試センター所定の様式の診断書、別室受験を希望する場合は③状況報告書が必要になります。
各書類の様式は大学入試センターのホームページからダウンロード可能です。
例年、共通テストの受験上の配慮申請は出願前申請と出願時申請があり、出願前申請ではおおよそ8月中に申請した場合は「受験上の配慮事項審査結果通知書」
を9月中に受け取ることができます。それ以降に申請した場合でも11月下旬までに受け取ることができます。ただ、審査結果通知書は私立大学などに配慮申請する際に任意でコピーの提出を求められる場合がありますので、
なるべく余裕をもって8月中に出願前申請をすることが望ましいです。
大学入試センターホームページ「大学入学共通テスト」
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/
私立大学・国公立大学
私立大学や国公立大学の個別試験に配慮申請する場合は、基本的に大学ごとに診断書のコピーや大学指定の申請書などの提出が必要になるので、
入手した診断書は必ず多めにコピーしておいてください。受験上の配慮申請は大学ごとに申請期限や必要書類などが異なるので、必ず余裕をもって各大学のホームページなどを確認してください。
⑤その他試験の配慮
高校入試や大学入試以外にも、語学試験、国家試験など様々な試験で受験上の配慮を得られる可能性がありますので、各試験のホームページや電話などで確認してみてください。
語学試験
TOEICではプライオリティサポートという制度があり、配慮が必要な受験生の希望に沿った受験環境を可能な範囲で用意してもらえます。英検やIELTSなども受験上の配慮について各ホームページ上で確認できます。
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「プライオリティサポートについて」
https://www.iibc-global.org/toeic/priority_support.html
職場での配慮例
・席の配置を変えてもらう
・耳栓などの着用許可をもらう
・キーボードがトリガー音の場合はキーボードカバーをつけてもらう
・部署を移動させてもらう
・リモートワークにさせてもらう
・上司から一人一人に理解を促してもらう
治療について
ミソフォニアの治療法は確立されていません。そのため、もし治療を目指す場合は医師と相談の上で試行錯誤して最適な選択をする必要があります。
ミソフォニア症状で医療機関に診てもらう場合は心療内科や精神科に行くことが望ましいですが、医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いというのが現状です。
ミソフォニア症状の改善に向けた可能性を少しでも増やせるように、当協会は医療機関の紹介活動に取り組んでいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://misophonia.support/iryoukikan.html
その他
リーフレット
ミソフォニアのリーフレットです。
自由にご活用ください。
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オープンチャット
ミソフォニアのオープンチャットです。
自由にご参加ください。
ミソフォニア(全体)
ミソフォニア相談・情報交換ch
ミソフォニア愚痴・本音ch
ミソフォニアの治療法は確立されていません。そのため、もし治療を目指す場合は医師と相談の上で試行錯誤して最適な選択をする必要があります。
ミソフォニア症状で医療機関に診てもらう場合は心療内科や精神科に行くことが望ましいですが、医療の現場においてもミソフォニアの認知度は低いというのが現状です。
ミソフォニア症状の改善に向けた可能性を少しでも増やせるように、当協会は医療機関の紹介活動に取り組んでいます。
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関連ホームページ
Misophonia International
Dr.BroutとShaylynn.Hが運営するミソフォニアの総合情報サイトです。専門的なことから日常的なことまで幅広く取り上げられています。
Misophonia Online
2007年に立ち上げられたサイトです。ミソフォニアの基本的な情報がまとめられています。
Misophonia Association
オレゴン州で設立された非営利団体です。
Misophonia Institute
ミソフォニアの研究や治療法について詳細にまとめられています。
Noises
Dr.Broutがミソフォニアについて書いています。
IMRN International Misophonia Research
Dr.Broutによって設立された国際的なミソフォニア研究ネットワークのホームページです。
CMER The Center for Misophonia and Emotion Regulation
デューク大学のミソフォニア研究チームのホームページです。