設立趣旨書
2025年2月1日
特定非営利活動法人日本ミソフォニア協会
1 設立の趣旨
ミソフォニアは、特定の音やその音に関連する刺激に対する耐性が低下する障害として研究者の間で定義されている。これらの刺激は「トリガー」と呼ばれ、不快感や苦痛として経験され、他のほとんどの人には見られない強い否定的な感情的、生理的、及び行動的反応を引き起こす傾向があるとされている。また、ミソフォニアは、学校、職場、家庭、及び社会生活に重大な悪影響を及ぼす可能性があるとされている。1
私たちの掲げる理想は、ミソフォニア当事者とその周囲の人々が過ごしやすい社会である。
これを妨げている要因として、以下二点を問題提起したい。
- ミソフォニアは伝えづらく理解されにくいため、適切なサポートが得られにくく、当事者の生活の質や精神的健康が低下していること
- ミソフォニアには確立した治療法や正式な診断基準がなく、医療専門家の認知度も低いため、適切な医療支援が受けにくい状況にあること
以上二点の問題を解決するために、以下の課題に取り組む。
- ミソフォニアに関する啓発・アドボカシー活動
- ミソフォニアに関する医療機関のネットワーク構築活動
- ミソフォニアに関する交流活動
- ミソフォニアに関する相談活動
- ミソフォニアに関する研究協力活動
- ミソフォニアに関する国際協力活動
ミソフォニアに関する取り組みや研究は、これまでそのほとんどが国外で行われてきた。私たちが特定非営利活動法人日本ミソフォニア協会を設立することは、国内のミソフォニア当事者が安心して頼れる組織をつくることであり、ひいては国内のみならず、国際社会全体に寄与するものである。
以上の理由から、私たちは特定非営利活動法人日本ミソフォニア協会を設立する。
1 Swedo, SE, Baguley, DM, Denys, D, Dixon, LJ, Erfanian, M, Fioretti, A, et al. (2022). Consensus definition of misophonia: a Delphi study. Auditory Cognitive Neuroscience Volume16-2022 doi: 10.3389/fnins.2022.841816
2 申請に至るまでの経緯
2020年6月1日
任意団体日本ミソフォニア協会を設立
2024年5月11日
特定非営利活動法人設立のための発起人会を開催
2025年2月1日
設立総会開催