代表挨拶
カフェで友だちと話しているとき。
授業中、静かな教室の中で。
あるいは、家族との何気ない時間に。
日常のあたりまえの音が、耐えられないストレスに感じる人たちがいます。
それが、ミソフォニア、または音嫌悪症とも呼ばれている障害です。
私たちは、ミソフォニア当事者とその周囲の人々が、ともに過ごしやすい社会を理想として掲げています。
その理想を妨げている主な要因として、次の2点を問題提起しています。
1. ミソフォニアは伝えづらく理解されにくいため、適切なサポートが得られにくく、当事者の生活の質や精神的健康が低下していること
2. ミソフォニアには確立した治療法や正式な診断基準がなく、医療専門家の認知度も低いため、適切な医療支援が受けにくい状況にあること
この2つの問題を解決するために、私たちは以下の取り組みを行います。
(以下、ミソフォニアに関して)
・啓発・アドボカシー活動
・医療機関のネットワーク構築活動
・交流活動
・相談活動
・研究協力活動
・国際協力活動
これらの活動を通じて、国内のミソフォニア当事者とその周囲の人々が安心して頼れる存在となることが、私たちの使命であると考えています。
そのために、私たちは以下の3つを特に大切にしています。
1. 科学性
国内外の医療専門家や研究チーム等との連携を通して、科学的根拠に基づいた活動を大切にしています。
2. 透明性
活動と会計の両面で説明責任を果たすとともに、内外に開かれた、透明性のある活動を大切にしています。
3. 実効性
取り組みの実際の効果を丁寧に振り返り、理想の実現に向けて、より実効性のある活動を大切にしています。
私たちは、国内外の医療専門家、支援団体、研究チーム等と連携しながら、ミソフォニア当事者とその周囲の人々がともに過ごしやすい社会に寄与することを目指し、活動してまいります。
代表 髙岡 稜